“京都フローラは、日本女子プロ野球機構に所属するプロ野球のチームです。前身の京都アストドリームスは日本女子プロ野球の設立当初から参加しており、当時の所属選手は全て医療系の専門学校に通っていました。
2013年に女子プロ野球が再編された際にはウエスト・フローラに改称し、西日本を拠点にしていました。しかし2015年に再びホームタウン制に戻された際に、京都府を本拠地とする京都フローラに改称し現在のチーム名と同じになっています。日本女子プロ野球が発足した最初のシーズンは、ライバルチームに国際大会でも活躍していた有力選手が集中していたために、投手陣は総崩れとなり大きく離された最下位の2位に終わりました。そのため日本女子プロ野球機構は戦力均衡のため、翌年からは選手の入団システムが大きく変わります。
それらの影響と前年から在籍した選手の成長もあり、投手力は大きく改善しました。野手陣も前年どおりの活躍を見せ、惜しくも2位に終わりますが前後期ともにわずかの差で優勝を逃すほどの成績を残します。その後は2012年の前期には1位となり、2013年には通算2位の成績を収め2014年シーズンは総合優勝を果たすまでになりました。
京都フローラとなった2015年シーズンも総合優勝を達成して、日本女子プロ野球で連覇を果たします。
その後も2018年には通算2位でリーグ優勝を達成するなど輝かしい成績を収め女子野球のジャパンカップでも、2014年には優勝するなどトップチームとして活躍してきました。存続の危険性もあった2020年シーズンでも京都フローラは期待されており、3月から開始される新シーズンでも有力視されています。監督は男子のプロ野球でも活躍した選手が務め、主力にはこれまで支えてきた選手も多数在籍しています。
また地元である京都出身の選手も多く獲得していて、ファンサービスにも力を入れて新規ファンの獲得にも積極的です。テレビやラジオに出演し宣伝をするなどPR活動も積極的に行っており、苦しい状況を改善するため選手・フロントが一丸となって取り組んでいます。SNSやブログを使った情報発信も積極的に行っていて、一般への認知度が低い女子プロ野球のアピールにも積極的です。このような地道な努力が実を結べば一般への認知度が高まり、観客動員の増加が期待されます。リーグの運営状態を安定させこれからも歴史を紡いでいくためにも、大切なシーズンとなっています。”