野球は、海外ではベースボールとして知られているものです。基本的なルールとしては、まず9人対9人で対戦を行っていきます。攻撃と守備がそれぞれ存在し、それを交互に9回行っていくことで勝敗を決めるゲームです。
そして、審判がゲームプレイを宣言することで試合が開始されます。攻撃側は点を取ることに集中し、守備側ではアウトをとることを目的としています。1点差でもあればそちら側が勝者となりますので、勝敗の決し方やプレイの進め方は非常にシンプルで分かりやすいものです。プロとアマチュアの違いはありますが、ルール上の違いはそれほど多くはありません。見かけ上の違いとしてわかりやすいのが、バットの質の違いです。プロ野球では、バットを使うときに木製のものでなくてはならないというルールがありますが、アマチュアの場合は金属であっても構いません。高校野球などのアマチュア勢が金属バットを利用しているのも、利用が認められているからです。
実際に、高校の場合は金属バットの利用が認められているというだけであっても、木製のものも利用して構いません。ただ、飛距離が金属の方が有利なのでこちらを使う選手が多いというそれだけの理由です。また、アマチュアとの違いが顕著なのが危険球の処理です。プロの場合、相手選手に対してリスクの高い投球を行ってしまうと、退場処分になることもあります。しかし、アマチュアの場合には実はこの種の規定が通用しないことがほとんどです。さらに、高校野球などで顕著なのが臨時代走と呼ばれるものです。確かに、野球は9人対9人で戦うものに違いありませんが、高校の場合は参加できる人数が限られていることに加えて、ケガなどの不測の事態も想定できます。
プロの場合は、1年間を通して何人もの選手を抱えていますのでその代わりとなる選手をいくらでも準備ができる背景が存在します。ですから、臨時代走というものが適用されず、これは高校などでしか適用されない特殊なものです。また、知っておくと面白いのがボークの考え方です。これは、投手に対して適用されるルールですがボークのルールは曖昧で分かりづらいと考えられています。しかし、理屈は非常に簡単です。投手は、バッターに対して投球をするときに一連の流れで行わなくてはならないと規定されています。つまり、中途半端に止まったり相手を惑わすようなことをしてはいけないということです。投げるところから、様々な規定があって成り立っているものなのでとてもシンプルですが面白いスポーツです。