磯崎由加里選手は現在は実業団のエイジェック女子硬式野球部に所属していますが、2019年までは女子プロ野球リーグに所属し活躍をした投手です。2010年にIBAF女子ワールドカップの日本代表メンバーSamuraiに選出され、日本の2連覇に貢献したほか、その後も数回代表メンバーに選ばれると言う実績を残しており、女子プロ野球界では非常に活躍した選手でもあります。

磯崎由加里選手が野球を始めたのは父親や兄が野球をやっていたからであり、その影響を受け埼玉栄高校に入学し様々な試合で多くの経験を積んだ後、多くの女子プロ選手を輩出した尚美学園大学に進学し、硬式チームに所属していたと言う華々しい経歴を持っている選手でもあります。
表彰歴は2012年の女子ワールドカップで先発投手部門のベストナイン及び大会MVPに選出されたと言う記録があり、当時の日本の選手の中では非常に優秀な成績を収めていた選手です。
しかし、2015年に女子プロの世界に入り、埼玉アストライアで活躍46試合に登板、防御率はリーグ4位となる2.07と言う非常に記録的な数値を残しています。しかし翌年の2016年にその活躍が低迷し、同年に肘の手術を受け復活し、翌年には22試合に登板し防御率が2.98と復調を果たしました。しかし2018年には再度成績が低迷したため、2019年11月に退団した後、現在では実業団のチームで活躍しています。
彼女のプレイスタイルの特徴は、基本的には三振を取るタイプではなく、緩急を加えながら変化球を中心に打たせて取るものとなっており、また50メートル走は7.38秒と言う女性としては早い方であることから、そのフィールディングも非常に上手と言うイメージがあります。またピッチング自体は力強いと言う印象があり、普段は女性らしい側面を持ちながら試合になると男勝りの活躍をすると周囲から評価されています。
磯崎由加里選手はプロの世界でも非常に大きな活躍をして選手であるため、実業団に転校した現在でも周囲から非常に高い評価を受けているのが特徴です。第一人者として伝記に名前と活躍が記録される選手でもあり、非常に人間的にも明るい性格であることも周囲をもり立てる要因となっています。
憧れの選手にダルビッシュ有と大谷翔平の名前を挙げていることから、非常に意欲が強く今後も様々な形で活躍を続けてくれる選手と周囲から期待される存在となっているのが特徴です。