世界女子野球連盟では、2021年の女子野球チームの世界ランキングを発表しました。これによると2017年から上位の4位は変化がなく、1位に日本、2位アメリカ、3位韓国、4位チャイニーズ・タイペイと言う順位となっています。
しかし、今回の世界ランキングの特徴は、2020年に比べ日本が2位のアメリカを大きく引き離していることです。これまでに比べ日本を押す声が非常に多く、従来に比べアメリカに大差をつけての4年連続1位と言う栄冠に輝きました。
日本女子プロ野球は2017年の女子 野球 ジャパンカップで優勝して以来、2位以下を大きく引き離して現在まで1位キープしています。2017年以降も安定した強さを持ち、その後の様々な世界大会でも常に優勝もしくは上位を占めていることから今回は安定した強さが評価され、4年連続の1位となりました。もちろん、アメリカや韓国なども年々強くなっており、現在でも日本は決してこれらの国と戦った場合に必ずしも楽に勝つことができると言う状況ではありませんが、粘り強さや様々な技術を利用したチームプレイにより、総合的な技術と戦略的な面でこれらの国々を上回っていると評価されているため、非常に高い人気を誇っていることが今回の結果となっています。
しかし2位以下の国々も徐々にその力をつけており、次回の世界選手権でも熾烈な戦いが予想されるため、決して安心はできません。
ちなみに5位以下は、次のようになっており、5位にメキシコ、6位にオーストラリア、及び7位にオランダとなっていますがこれらの国々は昨年に比べその順位を高めている国々となっており、非常に成長が著しいため上位のチームを脅かす存在となっている点に注意が必要です。
昨年上位に位置していたキューバは8位に後退し、ドミニカが10位に浮上している点も世界の状況が大きく変わる象徴となっています。ベネズエラとプエルトリコは昨年同様9位と11位で、その状況が最新版では大きく変わっていることから日本は安心ができません。
しかし、今回の最新版ではこれまでその実力が拮抗していたアメリカとの差が大きく開いたことで、日本女子プロ野球の未来は非常に明るいものとなっているのは事実です。現在では国内のチームが非常に少なく、優秀な選手が育ちにくい環境にありますが今回4年連続で世界ランキング1位を獲得したことや、米国と大きな差をつけて1位となったことから、女子プロ野球選手の活躍の場が大きくなることが予想されており、また一般の人の注目を集めるものとなると期待されています。