WBSC女子野球ワールドカップは、世界野球ソフトボール連盟の主催する大会の1つで、世界各国の女子野球選手の代表が世界一生を争うものとなっています。その歴史は比較的浅く、2004年にカナダのエドモントンで第一回が開催されました。この時には主催国のカナダのほか、日本、アメリカ、オーストラリア、台湾の豪華国が参加し、このときの優勝はアメリカ、準優勝が日本となっています。その後2年に1度行われる大会となっており、現在までに8回が行われていますが、第3回の日本大会以降は、日本が6回連続の優勝を遂げている点でも注目の大会です。
2014年に行われた第6回までは、運営組織が国際野球連盟となっており、ソフトボールは除外されていたことから主催も国際野球連盟であったため、その大会の名称がIBAF女子野球ワールドカップとなっていました。2013年に設立した世界野球ソフトボール連盟は、その後これまで国際野球連盟が主催していた様々な世界的な野球競技の開催権を引き継ぎ、これまでの様々な大会を全て主催することになっています。
WBSC女子野球ワールドカップの概要は、世界各国の女子野球選手の代表が世界一を競って一堂に会し行うゲームとなっています。第一回大会は5カ国で開催されましたが、第2回からは参加国が8カ国に増え第二回大会からは3カ国が8カ国に増え、さらに2016年の第7回からは12カ国に増えているのも特徴です。
この大会では日本代表の活躍が非常にめざましく、2004年の第1回と2006年の第2回では準優勝となったものの、その後の第3回からは現在まで6連勝中であり、2020年に行われる予定の第9回でも7連勝と言う期待がかかっていました。しかし新型コロナウイルスの影響により大会の開催延期が発表されていましたが、新たな日程として11月12日から21日の日程で、メキシコのティファナで開催されることが発表され、7連勝に熱い期待が寄せられています。
日本は以前から野球やソフトボールが強く、一時期オリンピックではその競技が停止されていたものの、今回の東京オリンピックでその復活が期待されていました。またこれに合わせてWBSC女子野球ワールドカップの第9回も日本代表にとって非常に良い展開となると考えられてきましたが、新型コロナウイルスの影響により両大会朝延期となっており、現在ではまだ行われていません。日程が11月12日から21日に決定したことで、改めてなど連覇への期待が高まっているものとなっています。